雑記

近況報告などこちらでしたいと思います。

くすり擬人化第2弾〜イブプロフェン〜2016/8/8

こんにちは〜\(^o^)
先日くすり擬人化のイラストだけ上げて放置プレイしたままだったので、それに関する雑談をつらつら書いていきたいと思います。

擬人化第2弾はアスピリンに続いて、NSAIDs所属のイブプロフェンでした!



キャリーバッグ片手に書類抱えて、一見できるOLさんかキャビンアテンダント風ですが、
なんのことはない、彼女は仕事中の暇つぶし対策に余念がないだけなのです。

実は、アスピリンとイブプロフェン含むその他のNSAIDsとでは、薬の働きが若干異なります。
NSAIDs共通の作用機序である「痛みを増強する物質(PG)を生成する酵素、シクロオキシゲナーゼ(COX)の阻害」という点は変わりませんが、阻害の仕方がアスピリンの場合は「不可逆的」、その他のNSAIDsは「可逆的」となっています。

アスピリンは自身最大の武基であるアセチル基をCOXにくっつけて(アセチル化といいます)、COXの働きを不可逆的に阻害します。一度アセチル化されたCOXは、アスピリンが体から排泄された後でも元に戻ることはなく、新たなCOXに生まれ変わるまで機能しなくなります。

一方、イブプロフェンなどはCOXをアセチル化するのではなく、薬自身がCOXと結合してその機能を阻害します。薬がCOXの入り口部分に居座り、アラキドン酸(PGの原料)が入れないように通せんぼしているイメージです。

ですので、イブプロフェンが体から排泄されればその薬効は無くなります。
アスピリンと違って時間外労働はしない主義みたいです。

作用持続時間はイブプロフェンの方が短いのですが、副作用が抑えられ使い勝手が良いため、現在非常に多く使用されています。

そんなイブプロフェンの着せ替えコーナーがこちら↓↓

イブプロフェン着せ替えその1 イブ


販売元であるエスエス製薬のトレードマークがうさぎということでバニーガールに。
かなり攻めた格好ですが、本人はこっちの方が楽しそうです。

硬派なアスピリンはあまりお気に召さないようですが。

今でこそドラッグストアでよく見かけるイブですが、元は医療用医薬品であり、処方箋なしでは買えない薬でした。 こういう薬を「スイッチOTC」というんですが、例えるなら元官僚が転職してバニーガールになった感じ(?)です。 (スイッチOTCについての詳細はまた後日!)

イブプロフェン着せ替えその2 アダムA錠


イブからの…アダム…。
ということで、神様もびっくりイブプロフェンの男体化です。ほんとはイブプロフェンの男装姿にしようかと思ったんですが、半裸なので無理でした。

格式高さを求めるアスピリンにとっては発狂ものです。葉っぱ一枚じゃないだけマシじゃんね。

ちなみに一緒に配合されているアリルイソプロピルアセチル尿素とは鎮静成分で、神経の興奮を抑えることで、痛みの感覚を鈍くする効果があるんだそうです。
このアリルイソプロピルアセチル尿素が禁断の果実だったんでしょうか…補助成分一つの違いで効き目も見た目も変貌するということでしょうか…。

色々と思いを巡らせたくなる名前です笑
何はともあれ痛みから解放されるんだからむしろ楽園ですね。

以上、NSAIDs新メンバーイブプロフェンの紹介でした〜。同じNSAIDsといえど、それぞれ個性的な面子ばかりなのでどんどん出してにぎやかにしたいですね。 もちろんNSAIDs以外の薬達も早く登場させてあげられるようがんばります!

ではまた〜^-^

参考文献:・「化学構造と薬理作用 第2版」(廣川書店)
     ・エスエス製薬ホームページ

切り絵のタナベ 2016/7/10

こんにちは〜\(^o^)
一か月更新していなかったのでどうしようかと思っていましたが、
先日、詩依さんがこんなもの作ってくれました↓

切り絵手乗り美希さん!
すごく素敵です。ありがとう!

豊川くんもありがたげ↓

でもフットワーク良くなりすぎて逆に制御不能かも。 薬瓶の中に住みつきそうですね。

くすりのタナベ第2話は夏の間に更新出来たらいいなと思っています。(思っています!)
それまでイラストなど上げられるようがんばりますd(・▽・)
では〜!

祝☆詩依氏HP開設\(^o^)/ 2016/5/29

こんにちは〜

本日よりコラボイラストでおなじみの、友人・松田詩依さんの個人HPが公開されましたよ〜↓

・しろくま書房 http://shiyorishirokuma.web.fc2.com/

当HPでコラボイラストを描かせてもらった「霧原骨董店」や「STRAY SHEEP」はもちろんのこと、 修行中の若い画家とイロナシエルフの少女との旅路を描く「白い月とキャンバス」、超強面の中年店主が主人公のほのぼの飯テロ小説「カフェひなたぼっこ」など、多彩なラインナップの小説が楽しめます!
また、現在はまだ準備中のようですが、詩依さん自作の切り絵も公開されるようですよ。
私は詩依さんの切り絵が好きです(^^)絵本のようなかわいいデザインと絶妙な色合いのセンスがかなりお気にです。どうぞ公開をお楽しみに!

というわけで開設祝いに小説「霧原骨董店」より霧原隆道さんを勝手に描きました。

思い切って筆ペンで描いてみたら液ダレして何故か足の裏まで黒くなりました。呪わないで下さいよ隆道さん。

何はともあれおめでとうシヨリン!
やっとリンクページに貼れる先ができて嬉しいよ笑

これから色んなコラボ企画したいねと話しているので、今後とも南向きの部屋&しろくま書房をよろしくお願いします\(^o^)/

次に流行る擬人化は絶対薬! 2016/5/21

お久しぶりです!
ゴールデン引きこもりウィーク中に更新しようと思ってたらただ引きこもっただけで終わりました。

最近色々な擬人化が流行っていますが、次に来るビッグウェ〜ブはお薬じゃないかと考えています。
薬は圧倒的に種類が多く、どれも能力や個性が立っているので、病気やウイルスとのガチバトルものにしたら面白いと思います。

ということで、イラストページに「くすり擬人化図鑑」というコーナーを作ってみました。
好きな薬や気になった薬など、独断と偏見のイメージで描いていきたいと思います。

記念すべき擬人化1人目は、薬の王様「アスピリン」です。
アスピリンは世界初の人工合成医薬品で、誕生から100年以上経った今でも年間約1000億錠使われているという、他に類を見ない解熱鎮痛薬です。


図鑑の見方
所属:薬の分類
出生国:開発された国
出生日:世界で初めて販売された年月日
SKILL:作用機序(薬効が現れる仕組み)
EFFECT:効果・効能
SIDE EFFECT:副作用

アスピリンが所属している「NSAIDs(エヌセイズ)」とは、
「非ステロイド性抗炎症薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)」の略で、
いわば解熱・鎮痛のスペシャリスト集団です。(イブやロキソニンもここに所属)
NSAIDsは共通して「COX阻害によるPG合成抑制」というスキルを持っています。

プロスタグランジン(PG)とは、胃を保護したり、血管を拡張させたり、体にとって大切な働きをする生体内物質です。 一方でPGは、痛みを増強したり、熱を出しやすくするといった好ましくない働きもします。ですから、PGの生成を少なくすれば痛みや熱を抑えられるのです。

アスピリンが手錠みたいな釣り針みたいなの振り回しているのは、別に銭形のとっつぁんをやっているわけではありません。 これぞアスピリンのスキル発動の”武基”、「アセチル基」です。 構造式で見ると、この赤枠部分になります。↓


PGはアラキドン酸という物質を原料に、シクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素によって作られます。
アスピリンは、自身のアセチル基を使ってCOXの働きを阻害し、PGの生成を抑制します。それによって解熱・鎮痛効果を示すのです。
(同時にトロンボキサン(TX)の生成も抑制し、血栓をできにくくする効果もあります)

しかし先に書いた通り、PGは胃を保護する良い働きもあるので、アスピリンによって生成が抑制されると胃痛などの副作用が現れます。
NSAIDsという大きい組織のトップに立っているアスピリンが時々胃痛に悩まされているのは、自身の副作用のせいでもあるのかも。

くすり擬人化の面白い所は、一つの成分が複数の薬に使われており、その数だけ着せ替え体を描けるところだと思います。
今回はアスピリンの着せ替え体として、二つの一般用医薬品も描いてみました。

アスピリン着せ替えその1 バファリンA


「早く効いて胃に優しい」「バファリンの半分は優しさで出来ています」のフレーズが余りにも有名な、おそらく一番身近なアスピリン製剤だと思います。
バファリン…バッファ…バッファロー みたいなノリでウェスタン風にしてみました。
アスピリンの相棒のバッファローは「合成ヒドロタルサイト」という名前で、胃酸分泌を抑える役割を持っています。
胃酸が抑えられることで、アスピリンの吸収が速まり、副作用の胃痛も軽減されます。
つまりバファリンの「優しさ」とは合成ヒドロタルサイトのことなのです。
多忙なアスピリンの心の癒しなんですね。

ところで、ちゃんとバファリンの名前の由来を調べてみると、
緩和するもの(Buffer)+アスピリンのリン(rin)=バファリン(Bufferin)
で、「胃に優しいアスピリン」という意味なんだそうです。そうだったのか…。

ちなみに「バファリンA」の「A」は、アダルトのAだそうです。
変な意味じゃなくて、15歳以上の成人にしか使用できないためです。

アスピリン着せ替えその2 ケロリン


銭湯の真っ黄っ黄な風呂桶で有名なケロリン。
彼もまたアスピリンの別の姿なんですが、ちょっと機嫌が悪そうですね。
アスピリンは少々プライドが高いんです。(でも庶民派の王様だから大抵の事はしてくれる。)

バファリンと同様、ケロリンにも相棒として「桂皮」という生薬が含まれています。実はこれ、食用に使われるシナモンと同じものなのです。ケロリンのパッケージ越しから漂ってくるあのシナモン臭の正体は、この桂皮によるものだったんですね。
桂皮にも胃粘膜を保護し、副作用の胃痛を抑える働きがあります。
ということで、カエル姿のアスピリンにシナモンの木の葉っぱを持たせておきました。
(※実際薬として使われているのはシナモンの樹皮です!)
世知辛い胃酸の雨を凌げケロリン!

薬の擬人化いかがでしたでしょうか?
久しぶりに更新したと思ったらものすごい長文になりました。
どうでもいいこといっぱい書いているので、興味のある部分だけ拾い読みして下さって結構ですd(^-^)(一番最後に書いても意味ない)
漫画と並行して、しばらくはNSAIDsシリーズの擬人化を描いていきたいなと思っています。

ではまた〜!

サイト開設しました! 2016/4/11

こんにちは南野三ッ若です。
ドタバタしていたサイト作りも一応形になった(と思う)ので、雑記に記しておきます!
トップにもありますが、このサイトは自分のペースで作品を公開する場として開設しました。
これから漫画「くすりのタナベ」をメインに少しづつ作品を増やしていくつもりです。
手が遅いのでタナベ第2話は大分後になるかもしれませんが、イラストや近況報告はできるだけ更新していきたいと思います。

サイト運営は初心者ですので、ご不便おかけすることも多いかと思いますが、何かありましたらお問い合わせページよりご連絡ください。ご感想などもお待ちしています!
それではよろしくお願いします!\(^o^)/

過去記事

カテゴリ

inserted by FC2 system